東京・南千住地域の格安宿は、日本国内からのビジネス層を中心とする宿と、海外からの訪日観光客層を中心とする宿でカラーが分かれます。
そのうち、訪日観光客を中心客層とする格安宿は、長期滞在を前提とした設備を揃えている事が少なくありません。
ホテル寿陽さんも、そんな海外からの長期滞在宿泊者をターゲットにした格安宿の1つです。
実際に泊まってみると、日本国内に居ながら多様な異文化に触れることができます。
目次
ホテル寿陽
★基本料金★
シングル(和室・洋室) 3,200円/泊
TV付きシングル 3,500円/泊
ツイン(和室・洋室) 6,400円/泊
※連泊割引あり
※クレジットカード決済可
※時期・曜日により割引プランあり
★チェックイン・アウト★
チェックイン 16:00~23:00
チェックアウト 10:00
★住所★
東京都荒川区南千住2-15-3
ホテル寿陽へは、「南千住駅」から「吉野通り」を南下します
ホテル寿陽さんは、「南千住駅」から歩いて10分程度の場所にあります。
その「南千住駅」には、JR常磐線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレスが停車します。

「南千住駅」を出たら、まずは駅の南側に架かる陸橋を渡ります。
この陸橋には、日比谷線の南口を出るのが一番近いです。

「吉野通り」という大通りを南下していくと、通りの左側に「ホテル寿陽」の看板があります。

ここがホテル寿陽さんの入口です。

到着が夜になる場合は、コンビニ「ポプラ」も目印になります。

「ポプラ」のすぐ手前の10階建ての建物が、ホテル寿陽さんです。
駅からの距離的には、やや歩く感じになりますね。
ホテル寿陽は、チェックイン後は門限なし
入口を入ると、すぐ右側にフロントがあるのでチェックインを済ませます
チェックインは午後16時から23時まで可能で、チェックイン後は24時間出入りが自由となっています。

部屋の鍵はチェックアウトまで自己管理となりますので、紛失しないように注意が必要です。
小物サイズの暗証番号式無料ロッカーがあるので、外出時はそちらに鍵を入れておいた方が良いと思います。
なお、フロントの業務時間は朝7時30分から午前0時となっています。
ですので、用事がある場合は、この時間内にフロントに行く必要があります。
フロントの業務時間外は入口も施錠されますが、暗証番号式のドアから出入りが可能です。
その暗証番号を書いた案内については、チェックインの際に渡してもらうことができます。
ホテル寿陽のシングルルーム

10階建てのホテル寿陽さんの、2階~9階が客室フロアになっています。
エレベーターと階段が併設されているので、自分でどちらを利用するか選べる点は便利です。
ホテル寿陽の客室には洋室と和室があり、更にテレビの有り無しで分かれる感じです。

こちらは最もスタンダードなロフトベッドの洋室です。
ツインの洋室は普通のベッドですが、シングルの洋室はロフトベッドになるのがホテル寿陽の特徴ですね。

シングルルームの広さは3.5畳程度ですが、ロフトベッドの下のスペースあるため広く感じます。
写真のように冷蔵庫やソファー等が置いてあったり、使い方次第で色々と空間を活用できますね。

部屋に置いてあるアメニティ類は、ハンドタオルと浴衣です。
それ以外に必要なものがあれば、持参するかフロントで購入になります。

ロフトベッドを上がってみると、LEDの読書灯が設置されています。
ちょっとした装備ですが、こういうのは嬉しいものですね。

館内の案内冊子もありますので、目を通しておくと役立ちます。
日本人よりも訪日客の利用が多いため、英語が先に書かれている点に、宿のカラーが現れていますね。

別の日に泊まった和室がこちらになります。
部屋の大きさについては、洋室と変わりありません。

個別のエアコンや、ハンガーといった備品についても洋室と和室で差はありませんでした。
なお、館内は無線LANも利用できるので、ノートパソコン等を持ち込んでの作業もすることができます。
ホテル寿陽さんの館内は土足で歩いてもOKですが、客室に館内用のスリッパが用意されています。
ホテル寿陽1階の共有スペース

ホテル寿陽さんの建物1階には、ラウンジスペースがあります。
無料で利用できるPCも置かれていて、ちょっとした調べ物等に活用できます。

さらに、和室のフリースペースも設置されています。
この設備も、日本人よりも訪日観光客に訴求している感じがしますね。

その和室の横には、宿泊者が利用できるキッチンスペースがあります。
ホテル寿陽さんは、宿泊者が交流できるようなスペースを多めに確保している印象を受けました。
ホテル寿陽10階の共有スペース
最上階の10階に上ってみると、ここも共有スペースになっています。

無料で使えるシャワールームが設置されています。
もちろん、24時間利用することが可能です。
バスタブのある浴室もあるのですが、こちらは利用に300円の料金がかかります。

シャワールームは2階と6階にも設置されているので、自分の利用しやすい階のものを選んで使えます。
客室数に対してシャワールームの数が多い感じですので、あまり混んでいる印象はありませんでした。

そして、コインランドリーも10階にあります。
10階は客室が無いため、24時間利用できるのが便利ですね。

ちなみに、10階の南側のベランダに出てみると、スカイツリーがよく見えます。
ホテル寿陽、各階共有スペース

各階にある共有スペースとして、まず洗面台があります。

そして、ホテル寿陽さんのトイレはしっかりと男女別になっています。
男女でも共用になっている格安宿がありますが、この部分は好印象なポイントです。

また、各階には電気ケトルも置かれています。
お茶の無料ティーパックサービスもあるのが嬉しいポイントですね。
ホテル寿陽に泊まってみて
公式ホームページを見ただけでもわかりますが、ホテル寿陽さんは日本人よりも訪日観光客の利用が中心の格安宿です。
案内が英語になっているのはもちろん、「格安バックパッカー向け」との表記があります。

上の写真は私が宿泊した週末の夜のラウンジの様子です。
この場にいた日本人は、私1人だけという状況でした。

1階には近隣のモスクの道案内も貼られていて、こうした部分からも利用者層をうかがい知る事ができます。
日本人の利用者は2割程度かなというのが、私の印象ですね。
とはいえ、ホテル寿陽さんの料金は、南千住の格安宿でも安めの部類に入ります。
駅からやや距離がありますが、24時間出入りが自由で使い勝手が良い格安宿ではあります。
また、隣がコンビニであったり、道路を挟んだ向かいにスーパーがあったりと、買い物には便利な立地です。
特徴的な洋室のロフトベッドですが、個人的には普通のベッドの方が良いような感じがしました。
特に夜中にトイレに行きたい時など、上り下りが面倒に感じる部分があったんですよね。
もっとも、その点については個人の好みですので、ロフトベッドで部屋が広く使えて良いという方もいると思います。
私のように上り下りが面倒であれば、和室の客室を選べば良いだけの話でもありますしね。
テレビの有無についても主観になりますが、個人的には無くても全く困りません。
スマートフォンやタブレットを持ち歩く時代ですので、無線LANが完備であれば、特に問題は無いと思っています。
テレビを置かないことでコストを下げて、そのぶん宿泊料を抑えてくれているのであれば、個人的には非常に好印象ですね。
日本でサラリーマンをしていると長期利用は難しいですが、長く泊まれる時に利用してみたい格安宿です。
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今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。